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左の後ろ脚付け根、というか左の腰骨といったほうがよいでしょうか、そこに8月の末に床ずれができました。ちょっと目を離したすきに、クッションから床へずりおちて5分ほどもがいていたら、あっという間に皮膚が赤くなって床ずれの始まりです。
乾燥する薬をつけておいたのですが、いつのまに傷が広がって、どろどろの膿をたらし、くさやのように臭いだしたのです。これは大変!
かかりつけの獣医さんが遠くになってしまったので、安眠剤をもらいにいったついでにケイタイで撮った傷口を見せて、指示をあおぎました。すると、「かさぶたの下に膿がたまっているから、かさぶたを全部はがしてください、そこへこの抗生物質の軟膏を塗るように」ですと。かさぶたをはがす?? えーっ、猛烈痛そうじゃないですか、
2日後に決行することにしました。ネットで老犬介護の情報を見たら、同じような症状のワンコの手当の仕方がたくさん載っています。獣医さんと違って素人がするのだから、同じ立場の飼い主が書き込んでいるネット情報のほうが心強い。いくつかのHPを熟読し、手順を頭に入れてからはじめたのでした。 |
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用意したもの・・・お湯の入った洗面器、脱脂綿、ガーゼ、ピンセット、ハサミ、軟膏。 |
1. |
まずお湯に浸した脱脂綿で、周囲からゆっくりと拭き、膿で固まった毛をほぐす。かなり時間がかかるが、「ていねいにすること」と書いてあるので、慎重にキズの回りから攻めていった。 |
2. |
ほぐれてきた膿を毛といっしょにピンセットで取る。毛が固まってしまっている部分はハサミで切って、周囲の清掃をする。するとキズの範囲がなんとなく見えてきた。 |
3. |
かさぶたの本丸に迫る。周囲からじょじょにピンセットではがす。ぬるぬるの膿がでてきて、てこずる。 |
4. |
思いがけず、ずるりと大きなかさぶたが取れる→なんとその下は赤裸だ!ショックでのけぞる。しかし、カサブタをとってみる重要性に気づいた。そのままだったら、どこまでキズが進んでいるのかまったくわからなかったからだ。 |
5. |
軟膏を注意深く患部につけて、ガーゼにもくっつかぬよう軟膏を多めに塗ってそっとキズにふたをした。ネット情報によると、キッチンの水切りネットを一枚はさんでくっつくのを予防し、さらにナプキンをあてがうと膿を吸収してくれてよいと、ある。すごい工夫だと感動する。 |
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私は小さい頃、シュバイツァー博士のようになりたい、だの、心臓外科医になりたい、と将来の希望を書いた覚えがありますが、この手際の悪さはなんなんでしょうか(と自分であきれる)。りきゅうは、けなげにも私の荒療治に耐えてくれました。ときどきしっぽをぴくぴくさせて、頭をもちあげたのは、「痛いぞ!」ということだったんでしょう。白血球が低下しているので治りが悪いのだと思いますが、感染症になりませんように・・・ |
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