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彼のようにキャリアを活かしてボランティアを希望する人は、事前に関係窓口や知り合いを通してじっくりと相談をしたほうがいい。香本頴利さんの場合は仕事で築いた人脈があったからうまくいったが、何もなしで飛び込んでもやはり難しいだろう。台湾政府は、今後同じようなケースが増えることを望んでいるが、まだ組織的にコーディネートしてくれるところまでは至っていない。とはいえ、ロングステイの方向性としては期待が持てる。
私だって、リタイアして台湾に暮らすなら、大好きな台湾に何かご恩返しがしたいと強く思う。
「僕らの世代はただのんびりするよりも何か社会貢献がしたいと考えている人は多いはず。ハコものの充実よりも交流の場を提供してほしいと思います」
そのとおり。ハワイやマレーシアのようなプール付き高級コンドミニアムやゴルフコースは要らない。台湾のためにボランティアしたいという熱き心の受け皿こそ、トオサンたちの次を担う我々世代の、新しい絆になるのではないだろうか。日本時代(1895〜1945)には光もあれば陰の部分もあった。外来政権による統治が続いてきた台湾の歴史を知る努力もし、彼らにも戦後の日本人が世界平和を希求してきた道を理解してもらい、互いの史実をしっかり認識した上で、友好を築いていけるといい。 |
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日本人定年退職者を対象にした180日有効の数次ヴィザ。残存期間内に出国すれば、再び180日の滞在許可がとれる。 |
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 | 取得の資格 |
 | 55歳以上の退職者で日本国籍を有する者 |
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 | 必要な申請書類 |
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1. | パスポート(残存期間が9ヶ月以上) |
2. | 無犯罪証明(発行日から3ヶ月以内のもの) 在住地の県警本部、または警察庁で発行してもらう。約10日間かかる |
3. | 5万米ドル相当の銀行残高証明 |
4. | 年金受領証明、または年金手帳 |
5. | 半年以上の海外旅行保険の加入証明書(医療保険と傷害保険を含む) |
6. | カラー写真2枚(4×5cm) |
7. | ヴィザ申請書 |
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 | 配偶者を同行する場合 |
 | 年齢制限はないが、右記1,2,5の条件を満たしている者。 申請時に婚姻登録が記載された日本の戸籍謄本1通(発行から3ヶ月以内のもの)を添える。 |
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 | 60日間の「下見ヴィザ」 |
 | 退職者(55歳以上)専用のヴィザ。必要な書類は1,4,5,6,7 |
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 | 諸費用 |
 | 査証の手数料は ロングステイ、下見、どちらも8,800円 |
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 | 台湾現地問い合わせ先 |
 | 「台湾長宿休閑発展協会」に相談を。日本語可 台北市大安区羅斯福路二段105号3F-1 |
 | TEL 886-2-6632-9389 FAX 886-2-6632-9388 内線23 |
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