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台湾に地下ダムを造った鳥居信平（1883〜1946）の
ドキュメンタリー映画製作のため、池田プロダクションが
クラウドファンディングを始めました！
水利技師の鳥居信平（台湾製糖取締役時代）
私は、２００８年に『水の奇跡を呼んだ男・水利技師鳥居信平』というノンフィクションを産経新聞出版から上梓しましたが、当時は、台湾最南端の屏東県にある地下ダムのことを知る日本人はほとんどいませんでした。現地では八田與一同様に尊敬されているのに・・・・
あれから１２年が経ち、今では日本人観光客も現地に足を運んでくれるようになりました。地下水を利用したサステナブルで環境に優しい工法を使った二峰圳に注目が集まっているのです。しかも、鳥居技師は、首狩り族と恐れられていた原住民のパイワン族と力を合わせ、事業を成し遂げました。
 林辺渓の岸部に立つ集水塔は1923年以来稼働 地下ダムから取水した飲料用と灌漑用水
二峰圳は地下ダムですからその構造は見えません。ところが数年前から、熱心な地元の研究者、屏東県政府などの努力により、ダムの構造や当時の建設の様子、灌漑の範囲などがわかるような掲示板が施設の要所要所に立ち、内外からの訪問者も鳥居信平の偉業を理解できるようになりました。
地下堰の構造を説明する国立屏東科技大学の丁教授
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