平野久美子 TOP TOPICS JORNEY TAIWAN DOG BOOKS TEA
台湾との縁が深い群馬県、知られざる魅力がいっぱいの群馬県
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日台交流プロジェクト始動
今年の6月から群馬県前橋市富士見商工会の日台交流プロジェクトの委員となり、毎月のように群馬県を訪れています。

群馬県は歴代総理大臣の出身県としても知られていますが、実は統治時代の台湾で活躍し現在も地元で顕彰されている人物を何人も輩出しているのです。
代表的なところでは・・・
中島長吉(1871~1895)
1895年の領台と同時に教育者伊沢修二が中心となって、台湾での教育の礎をつくった芝山厳学堂。そこで匪賊に襲われ亡くなった六人の日本人教育家「六氏先生」のうちの中島長吉(18711895)は群馬県出身、か(木へんに口と耳)取道明は父親が群馬県令だった。
羽鳥重郎(1871~1957)
後藤新平に請われて風土病の対策に大活躍した医博の羽鳥重郎(18711957)
羽鳥叉男(1892~1975)
重郎の甥で戦争末期の台南市長を..務めた羽鳥叉男(18921975)
彼は台南の名だたる古跡を日本の軍部と米軍の空爆から守ったことで有名。
新井耕吉郎(1904~1946)
南投県日月潭の茶畑にインドアッサム地方から紅茶の苗木を移入して改良を重ね、台湾紅茶の父と言われた農林技師の新井耕吉郎(19041946)
石坂荘作(1870~1940)
石坂荘作(18701940)は、台湾初の夜学校「基隆夜学校」を創設。台湾人、日本人を問わず勉強の場を無料で提供した
周再賜(1888~1969)
台湾生まれの周再賜(1888~1969)は、前橋市に1925年、初の女学校を創った。彼はその後40年にわたり校長を務め女子教育に貢献した。
こうした郷土の偉人を顕彰しながら、日台交流をさらに深めたいというのがプロジェクトの趣旨で、来年春までリサーチを続けて本格的に交流事業を興そうとしています。全体委員会には、商工会議所や前橋市、地元の飲食業、交通業、土産物生産者、児童文化館の関係者、群馬県に生活する台湾人など、さまざまな人材が集まっています。

最近、地方自治体の間で台湾との交流を盛んにしようという動きが活発になっているのは、大震災後に巨額の寄付をしてくれた台湾への関心が深まっていることと、地方空港の活性化や観光での地域興しが目的なんでしょう。ようやく日本各地の自治体が「中国とは別の台湾」に目を向けて活動していることを私は嬉しく思っています。東京からの委員は私だけなのですが、いままでに培ってきたネットワークがお役に立てれば・・・と思いご協力をしています。単に行政からの補助金消化のための作業にならぬよう願うばかりです。

プロジェクトチームは、今後、八田輿一の故郷である金沢や鳥居信平の故郷である袋井市を訪れるほか、新しい土産物や観光コースの創作などを各分科会が担当して実施。台湾と群馬県の絆を市民のみなさんにも再確認してもらい、台湾との持続的交流につながるよう、提案をしていきます。
ある日の部会の模様。
活発な論議が毎回くりひろげられる。
赤城山頂付近にある老舗「青木旅館」にて
赤城山頂付近の覚満淵。周囲の静けさを際立たせる神秘的な風景
山頂から見える連山。
この日は雲がかかっていたので、看板を映しました