夏の話題を一つ。台湾へ行ったらぜひ食べて欲しいのが月見氷。「月見うどん」と同様に、卵の黄身がのっているかき氷だ。
これも日本人の置き土産というか、日本食のタイワニゼーションの一例だが、この発想には恐れ入る。 初めて遭遇したのはもうずいぶん前だが、台南県の片田舎だった。小さなかき氷屋でおっさんが一人食べているのを見て、目が離せなくなってしまった。
写真はそのときの月見氷。メレンゲみたいに見えるけれど氷。なぜメレンゲに見えるのかと言えば、あまりに驚愕、感動し、しばらく食べるのも忘れていたので、その間に氷がとけてこのような状態になってしまった(この店のかき氷はキメが細かいせいもある)
コンデンスミルクも氷に滲んでしまい、要はシャッターチャンスを失った一枚であります。でも、最初のカルチャーショックがよく写真に出ているのでこれを皆様にご覧入れましょう。
味は食べてのお楽しみだが、初心者はコンデンスミルクをかけてもらうといい。それに黄身が混ざり、あずきのほの甘さが混ざると、おお、ホウチャー(美味しいの台湾語)の至福が・・・・台北ではあまり見かけなくなったので地方へ行って注文して下さい。
このほか台北双連付近の屋台では、ピーナッツの粉をまぶしたあつあつの餅がかき氷の上にのっかっているものが食べられます。
お餅のあっちっちと氷のかきーんという冷たさで口腔の皮膚感覚が完全にマヒしてしまい、味がよくわからない。
しかし、舌先のアミューズメントパーク、下町の夜市ならではの面白さがあります。
ああ、もうきりがありません、こういう話しになると・・ |