平野久美子 TOP TOPICS JORNEY TAIWAN DOG BOOKS TEA
来月、新刊が発売となります。
「牡丹社事件・マブイの行方」(集広舎刊)1,852円(税込2,000円)
 
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今回は、いつもお世話になっている在京の大手出版社ではなく、九州福岡の「集広舎」さんの心意気に触れ、他社さんにはお話もしないでご一緒することに即決。装丁は福岡から発信する実力派の「design POOL」さん、編集は東京から長崎へ移り、地方の出版文化を掘り起こす気鋭の西浩孝さんです。おかげさまでいろいろ新しい体験ができました。

本作りはやはり手仕事だということも。手技と心意気が出来具合を決めますから。なんだか職人仕事を続けているような感覚でした。フライヤ−(チラシ広告)も自分たちで作りました。
それにしても出版業界は東京一極集中が過ぎますね。勿論、地方には郷土の歴史や文化などをテーマにした本がいろいろあるし、活気もそれなりにあるでしょうが、業界の厚みとなるとかなり違います。考えさせられました。
ともかく、初めての体験は何事につけてもわくわくするものです。半年間、私はずっとこの気持ちを抱きながら、出版文化を地方から支えている皆さんと仕事ができました。意味のある時間でした。それがどの程度本書に反映できたかは別として。
本書は日本と台湾の近代史を語るときはずせぬ「琉球民遭難殺害事件」と「台湾出兵」(このふたつを牡丹社事件と呼ぶ)を扱ったものですが、ほとんどの日本人は忘れています。忘れてほしくないからまとめたのですが、とても完璧なできあがりとはいえません。次世代の書き手がさらに深掘りしてこのテーマを世に問うことを祈念します。
なお、本書が全国の書店で平積みになることはありえませんから、ご興味を持って下さった方は、フライヤーをご覧になってお近くの書店か版元に注文していただくか、ネットからamazonに予約を入れるなどお願い致します。なお、5月18日(土)に社団法人台湾世界遺産登録応援会が主催する「屏東・その魅力のすべて!」と題した講演会(5月18日土曜日・文京区シビックセンター3階第一会議室 14時より)で、この本を割引して販売致します!。
こちらのお知らせは、社団法人「台湾世界遺産登録応援会」のサイトをごらん下さい。
ご参加をお待ちします。
http://wh-taiwan.com/rakusyukai-heitou1/

amazonでのご予約はこちらから
https://www.amazon.co.jp/dp/4904213726