さて、一般社団法人「日本から台湾の世界遺産登録を応援する会」は2013年の創立以来、早いもので5年目を迎えました。その節目にあたり、組織の大幅な見直しをはかり役員を刷新、名称も簡潔に「台湾世界遺産応援会」に変更し、停滞気味だった活動を活性化していく所存でございます。

私自身、力不足のことは重々承知しておりますが、発足以来の当会の経過を把握している者として、台湾文化資産局との面談、折衝を続けてきた者として、台湾側とのおつきあいを大切にする意味でも、そして何よりも多くの会員の皆様やこれからご協力をいただける方々と、心を一つにするためにも、今年度（四月〜翌年三月）の代表を務めさせていただくことにいたしました。ついては、ご挨拶を申し上げ、ご理解とご協力をお願いする次第です。

今年度から、「学んで旅する、旅して学ぶ」をコンセプトに、十八カ所の世界遺産候補地を巡るスタディーツァーを実施して参ります。一般旅行では体験できない、当社団オリジナルのスタディーツァーですから、会員相互の親睦や候補地のある地元の方々との交流も盛んになれば・・・と期待しております。

そのために、事前の楽習会（楽しくみんなで学ぼう！という趣旨の学習会）を充実させるとともに、会員の皆様の利便性も考え、東京以外の場所での楽習会開催の努力もして参りたいと存じます。

こうした会の活動は、新たに会報や、従来から設けている当社団のフェースブック、ホームページにて、皆様にご報告し、会員と事務局、台湾と日本、双方向で意見交換ができるよう、開かれた運営を目指して参ります。

もちろん、台湾申請の世界遺産が生まれる日までの道のりは、遠く険しいと存じますが、さまざまの分野で台湾の素晴らしい景観や独自の文化、歴史を知らしめる行動をおこし、新たな試みを始めたいと思っております。力足らずの部分もございますので、会の活動にどうぞお力添えをいただきたく、宜しくお願い申し上げます。末筆になりましたが、皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます。

なお、社団のサイトは下記からご覧ください。新規のお申し込み、熱烈歓迎です。
一般社団法人 台湾世界遺産登録応援会