
先月、ケ麗君の中国に住む親族を訪ねインタビューをしてきたのだが、彼らの身上話を聞いて「戦後は終わっていない」と、つくづく感じた。
つまり、日中戦争(抗日戦争)と国共内戦というふたつの傷跡は、いまだに一家を呪縛しているし、親族が交流しあう場も妨げている。肉親と引き裂かれた一族の哀しみは、深いものがある。
日本では、台湾出身の歌のうまい歌手、テレサ・テンとして人気のあったケ麗君の人生は、実は、中国の現代史そのものであり、政治的イデオロギーに翻弄された一生だった。そのことと、彼女の歌の心が、まったく無関係とはいえないだろう。
没後の22年、華人社会での人気ぶりをみるにつけ、彼女の何がそんなに人々を惹きつけるのだろうとますます思う。
今回、講演の機会をいただいたので、最新の取材情報を交えながら、華人社会や日本での根強い人気、ケ麗君の生と死を考えてみたい。
★どなたでも参加できます。お食事つき。2000円。11月20日月曜日 18時〜
「三軒茶屋しゃれなあど」5階オリオンの間
世田谷区太子堂2−16−7
東急田園都市線三軒茶屋駅 徒歩5分
主催 世田谷法人会女性部会 事業研修委員会
後援 世田谷区 東京商工会議所
協力 ケ麗君文教基金会
★ご希望の方は、御名前とご連絡先を明記して、下記へお申し込みください
世田谷法人会事務局
Tel 03-3410-1425
Fax 03-3421-4226
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