平野久美子 TOP TOPICS JORNEY TAIWAN DOG BOOKS TEA
12月10日、「牡丹社事件を現代の視点から考える・よりよき日台関係のために」
という講座いたします
 
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〇要旨
「3・11」以降、日台関係は、史上もっとも良好な関係を構築しています。実際、両国を行き来する人の流れは、日本人162万7229人、訪日台湾人訪問者数27.8%増の379万7879人で、交流人口は合計で542万5108人(2015年度)に達し、台湾人の日本への好感度も7割以上にのぼります。それにともない、各自治体どうしの友好協定も増えており、昨今、両国の絆が深まっていることを実感します。
しかし、そのわりに日本人は台湾の歴史や文化のことを知らない。関心がない。いまだに中国とどう違うのか?と考えている人も多いのが現実ではないでしょうか。
台湾と日本との関係は、日清戦争の勝利によって日本が台湾を割譲した1895(明治28)年から始まるのではありません。古くは17世紀から行き来はありましたが、1871(明治4)年に起きた牡丹社事件こそが、両国にとってのターニングポイントだと私は思っています。 牡丹社事件は、145年前に宮古島の船が東海岸に漂着したことがきっかけとなり、3年後の征台の役につながりました。台湾のみならず、東アジアと関係を持つことにいたるこの事件は、近代日本にとってとても意味深いものです。 21世紀になって、日台双方で検証が盛んにおこなわれるようになったのは、どういう理由からなのでしょう?

本講座では、牡丹社事件の概要だけでなく、なぜこの事件が現代とつながっているのかも含め、、知られざる牡丹社事件の側面をお話いたします。 昨年の1月から、沖縄本島および宮古島、台湾屏東県、長崎市、と3か所を巡りながら、歴史のファクトを調べるだけでなく、もっと人の心に寄り添いたいと思って、事件当時者の声なき声に耳を傾けてきました。 中間報告というか、改めて日本と台湾の関係を、みなさまとともに、牡丹社事件から考えたいと思います。 最初の一歩をしっかりと理解していないと、ボタンの掛け違いになり、せっかくの友好も地に足がつかぬものにならないとも限りません。 台湾にご興味のある方はぜひおいでくださいね。最後に記したメルアドの細川氏あてに、 メールでお申し込みをどうぞ。
〇会場・・・岩波アネックスビル 4階(地下鉄神保町駅下車徒歩1分)
〇日時・・・2016年12月10日 14時から
〇参加費・・・500円 (懇親会は別途料金)
〇主催・・・東アジア文化研究会
担当 細川呉港 hosokawagokoh@ybb.ne.jp