平野久美子 TOP TOPICS JORNEY TAIWAN DOG BOOKS TEA
第三回台湾スタディーツァー「台湾ほろ酔いお茶紀行」ご報告
 
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 昨年11月4日〜7日の日程で、スタディーツァーを実施いたしました。
冬茶の生産が真っ盛りの南投県鹿谷と名間の茶農家を訪れ、昔ながらの製造方法で作られる凍頂烏龍茶の現場を見学、出来たてのお茶を賞味してきました。
 事前講座を2回開催し、基本的ないわゆる中国茶の基礎知識から始め、台湾茶がどのように中国茶から別れて独自の発展をしたのか? その歴史や喫茶文化の違いを説明し、台湾流の生活の美学になるまでをご紹介しました。

 現場では「お茶にほろ酔う」ことを体験して欲しかったので、自然と一体となれるよう、茶畑や雲海の中で香りと味わいのよい烏龍茶を何杯も何杯も飲んで頂きました。製茶の現場で体験もしていただきました。

 上質の烏龍茶を極上の環境で飲み続けると、口蓋に天然の甘さがはりついて、香りが身体の奥からのど元にリフレインする頃、とろーんとした気分になり、ほろ酔い気分になります、そう、脳の中に快楽物質が生まれてくるんですね〜。自然の一部に自分がなったようなこの至福。これぞお茶がもたらす仙境です。

 こうした体験はどんなに講座で話しても机上の空論ですから、ぜひ現場で味わってほしかった・・・滞在中、鹿谷の絶好のロケーションの中で皆さん、この気分を存分に味わえたと思います。また、私がつねづね申し上げているように、お茶は素晴らしいコミュニケーションツールです。ですから、初めて顔を合わせた参加者同士、現場での方々とも非常になごやかに話しができて、友達の輪が広がりました。

 4日間、ほんとによくお茶を飲みました。今回参加の皆さんは、日本と台湾からの方々を合わせて18名。とりわけ台湾茶に肩入れしているわけでなく、紅茶党やコーヒー党も混じるごく平均的なグループでした。そこがよかった! それにしても皆さん熱心なこと。茶商の説明にメモをとり、台北の「広方圓」では講師役の湯小姐に質問が相次ぎました。
ひとつのテーマに絞って台湾を眺めるこのスタディツァーもこれで3回目。複眼的に台湾をとらえてきましたが、これまでの知識や体験をシャッフルして、ご自分なりの新たな視点を見つけ、独力で台湾の魅力に迫って欲しいと思います。

 ご協力頂いたすべての台湾の方々に非常感謝。そして参加下さった皆さんに心から御礼を申し上げます。
第四回の台湾スタディツァーは、拙著『トオサンの桜』の主人公、台湾の桜守王海晴さんが30年かけて植えた霧社の桜のお花見ツァーです。(2014年1月23日〜25日 )日台双方からの参加者が40名、桜の下に集う予定です。
名間の茶畑遊歩道を歩く
名間の「如発茶工場」で製茶に参加
如発茶工場のご主人とご子息
参加者のみなさんから質問攻め
採れたての凍頂烏龍茶とギャバ茶
鹿谷にある茶の博物館を見学
vipルームでお茶を点ててくれた主人
雲海に包まれた凍頂山